(ブルームバーグ):片山さつき財務相は31日、ノースカロライナ州アシュビルで開催されている20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の初日の討議で、金融市場の投機的な動きについてG20として注視すべきだと発言した。
自身のXに投稿した。G20会合の初日は、議長国の米国が主要議題とする「成長」に加え、世界経済に関する議論を行った。片山財務相は日本の成長戦略を説明するとともに、重要鉱物の恣意的な輸出規制を撤回することの必要性についても訴えた。
金融市場では円安や世界的な金利上昇が顕著だ。日本政府・日本銀行は8月26日までの1カ月間で、月次ベースで過去最大となる15兆3993億円の為替介入を実施。円相場が7月下旬に1ドル=164円台に迫る中、同月31日のニューヨーク市場では日米が協調介入を行った。
ベッセント米財務長官は31日、経済専門局CNBCのインタビューで、「日本政府と日本銀行がより強い円につながる措置を講じると確信している」と発言。日銀が利上げを行うという意味かと問われると、「市場は現在それを織り込んでいるところなのだと思う」と答えた。
片山財務相はG20会合の合間に、ベッセント長官と個別会談する見通し。ベッセント長官は日銀の植田和男総裁とも会談したい意向を表明している。
G20会合は9月1日まで開催される。米国は共同声明を取りまとめたい意向だが、世界経済の不均衡(グローバルインバランス)を巡って、経常収支黒字国の中国と赤字大国の米国で主張に隔たりがあり、一致点を見いだせるかは不透明だ。
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