ソフトバンクグループは、米OpenAI出資に関係する債務の借り換えに充てる資金をさらに確保するため、100億ドル(約1兆6000億円)の融資を求めている。事情に詳しい関係者が明らかにした。

融資枠(期間2年)の金利マージンは、指標となる担保付翌日物調達金利(SOFR)に約275ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)を上乗せした水準となる見通し。みずほ銀行がマンデーテッドリードアレンジャー兼ブックランナーを務める。非公開情報だとして関係者が匿名を条件に語った。

孫正義氏が率いるソフトバンクGは、AI分野で信用リスクの高まりが懸念される中でも、OpenAIへの投資に関連する資金調達を進めている。同社は、最大200億ドル規模となり得る社債発行も検討しており、10月までにOpenAIへ650億ドル近くを投資する予定だ。

関係者によると、融資資金の一部は、OpenAIへの投資に向けて今年借りたつなぎ融資400億ドルの返済に充てる可能性がある。融資参加のコミットメント期限は8月31日で、複数の銀行がすでに参加に向けた協議を進めているという。

この案件については、インターナショナル・ファイナンシング・レビュー(IFR)が今週先に報じていた。

ソフトバンクGは追加資金の調達に向け、社債市場の活用も検討している。つなぎ融資の借り換えを支える100億-200億ドル規模の社債発行検討に加え、OpenAIへの投資資金向けに国内市場で過去最大となる1兆円の個人向け社債発行を計画している。

ソフトバンクGは8月上旬、OpenAI株を担保とする100億ドルの融資をすでに確保。この融資には、現金の差し入れや期限前返済を求められる可能性がある財務制限条項が含まれている。ソフトバンクGとみずほ銀はコメントを控えた。

原題:SoftBank Seeks Another $10 Billion Loan for OpenAI Stake Funding(抜粋)

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