(ブルームバーグ):米大リーグ・ドジャースの筆頭オーナー、マーク・ウォルター会長が最高経営責任者(CEO)を務める米グッゲンハイムパートナーズの資産運用部門は、傘下の資金調達事業体(特別目的会社)が借り入れたローン(貸付債権)について、同部門ないし関連会社が一部買い入れに動く可能性があると貸し手に伝えた。
米資産運用会社グッゲンハイムインベストメンツ傘下のGIHボロワーが調達した11億8000万ドル(約1879億円)相当の第1順位担保権付きローン(2031年満期)は、24日の提示価格が一時額面1ドル当たり72.5セントまで下落した。経営不安などを背景に取引価格が額面を著しく下回る「ディストレスト状態」と見なされる水準だ。
米連邦検察は、ウォルター氏の保険会社による貸し付けが、同氏の金融帝国の他の部門に流用されていた財務不正疑惑を捜査しており、同氏のビジネスに影響が波及しつつある。ブルームバーグの集計データによれば、GIHボロワーのローンは25日時点で約77セントの価格が提示された。
GIHボロワーの第2四半期の収入は前年同期比38%減少し、利益指標も77%急低下した。「グッゲンハイム・プライベート・インベストメンツ(GPI)」からのアドバイザリー手数料計上の遅れが主な要因と説明した。GPIの会計処理が内部告発の対象となり、ウォルター氏の金融帝国に対するより広範な捜査および調査に発展した。
先週の貸し手とのオンライン会議に続いて示された開示資料は、グッゲンハイムインベストメンツないし関連会社が「公開市場でタームローンを随時買い入れる可能性がある」と説明。「タームローンはGIHボロワーが直接買い戻し、債務を消却するのではなく、関連会社が買い入れ、投資資産として保有することを想定する」という。
開示資料は「関連会社」とみなす対象を特定していない。ウォルター氏については、グッゲンハイムインベストメンツの経営に日常的に関与しておらず、同社プラットフォームの登録投資助言会社(RIA)を支配していないとした。
グッゲンハイムの担当者にコメントを求めたが、これまでのところ返答はない。
原題:Guggenheim Investments Says Affiliates May Buy Its Hard-Hit Loan(抜粋)
--取材協力:Sridhar Natarajan.
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