中国のテクノロジー大手アリババグループの株価は割高だと、映画「マネー・ショート 華麗なる大逆転」で知られる投資家マイケル・バーリ氏が批判した。

同氏は最近、アリババの持ち株を手じまいし、競合する中国オンライン小売りのJDドットコムで「大規模」なポジションを組んだと明らかにした。

バーリ氏はアリババ株について、「1、2カ月後にその大半を戻すつもりだったが、もうそのつもりはない」とSNSのサブスタックに投稿。アリババに「再び関心を持つには」株価が「半値まで下がる必要がある」とコメントした。

Photographer: Astrid Stawiarz/Getty Images

2008年の世界金融危機前に米住宅市場の崩壊を見越した取引が映画化され有名になったサイオン・キャピタル・マネジメントの創業者バーリ氏による今回の発言は、アリババがAI投資の資金を確保するため、新株発行で約800億香港ドル(約1兆6200億円)を調達する計画を発表したことを受けたもの。実現すれば、1社による香港での追加の新株発行として過去最大となる。

バーリ氏は「株式発行を支持することはできない」とし、アリババの投下資本利益率(ROIC)は今後も低下し続けるとの見方を示した。

アリババは今年4-6月期に75%の減益を記録。AI関連の設備投資を拡大したことから、中国のテクノロジー業界の将来的なリターンを巡る投資家の懸念が一段と強まった。

同社の米国預託証券(ADR)は年初来で18.6%下落し、21日には8.6%安となった。香港上場株も今年に入り13.9%下落している。バーリ氏は4月にアリババ株で新たなポジションを構築したと明らかにしていた。

アリババは今月23日、今回の新株価格を1株112.70香港ドルに設定したと発表。21日の香港市場での終値は123香港ドルだった。

原題:Burry Says He Sold Alibaba, Calling It Pricey Before Share Sale(抜粋)

--取材協力:Jacob Gu.

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