ソフトバンクグループが個人投資家(リテール)向けに1兆円の社債を発行する。国内企業のリテール債として過去最大となる。

同社が24日、訂正発行登録書を提出した。準備しているのは7年債で、利率は4.30-4.90%を仮条件として9月4日に決定する。

発行額は国内企業の円建て債全体で、2020年にNTTファイナンスが機関投資家向けに発行した総額1兆円に並び最大となる。

ソフトバンクGの孫正義社長

ソフトバンクGは米OpenAIなどAI関連投資を拡大しており、巨額の資金需要を抱えている。社債発行は海外機関投資家向けも合わせて今年5度目で、今回債も含めた調達総額は約2兆3000億円に達する見通し。世界的な金利上昇で調達コストが増す中での大型起債となる。

同社が6日に発表した4-6月期(第1四半期)決算では、純利益が3473億円と前年同期比18%減となった。財務費用が3287億円と前年同期の約2倍に増えた。大型借り入れや社債発行残高の積み上がりに加え、調達金利の上昇で支払利息が増えた。

今回債の引受証券は野村証券、大和証券、SMBC日興証券、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、SBI証券、岡三証券、岩井コスモ証券、東海東京証券、水戸証券、西日本シティTT証券。

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