中国の半導体メモリーメーカー、長江存儲科技(YMTC)は、上海での新規株式公開(IPO)で330億元(約7800億円)を調達する計画だ。ライバルの長鑫存儲技術(CXMT)の親会社が先月実施した大型IPOに続く。

上海証券取引所が21日公表した資料によると、ハイテク企業向け市場「科創板(STAR)」へのYMTCの上場申請が受理された。目論見書によると、同社は調達資金を生産ラインの高度化や研究開発の強化に充てる方針。

湖北省武漢に本社を置くYMTCは目論見書で、「AIの大規模な普及により、データストレージに対する長期的かつ膨大な需要が生まれている。上場により、先端製品の生産能力を拡大し、中国および世界での安定供給を確保できる」と説明した。

同社は2024年に黒字転換して以降、利益が急拡大している。目論見書によれば、2026年1-3月期の純利益は334億元に達し、2025年通期の142億元をすでに大きく超えた。

中国の国産半導体大手は、設備能力の拡大や、中国政府が推進するテクノロジー面での自立強化に向け、資本市場からの資金調達を目指している。CXMTを傘下に置く長鑫科技集団(CXMT Corp.)による666億元規模のIPOは、中国本土で過去2番目の規模だった。

原題:China Chipmaker YMTC Seeks to Raise $4.9 Billion in Shanghai IPO(抜粋)

--取材協力:Junyi Wu.

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