20日の取引で暗号資産(仮想通貨)のビットコインが続伸し、およそ2カ月半ぶりに7万ドル台に達した。ベッセント米財務長官が米国債利回りを押し下げる措置を打ち出したほか、トランプ大統領が暗号資産業界の幹部らと重要な会合を開いたことが追い風となった。

ビットコインは一時5%近く上昇し、7万2000ドルを超えた。コインゲッコーのデータによると、米国外で運営されている分散型金融(DeFi)プラットフォーム「ハイパーリキッド」の関連トークンは過去24時間で23%上昇した。トランプ氏はハイパーリキッドを米国内でも利用できるよう、当局が取り組んでいると明らかにした。

ベッセント財務長官が長期国債の買い戻しを拡大する計画を発表した後、他のリスク資産とともに暗号資産は買われている。この発表でまずは米国債利回りとドルが下落したが、効果は長続きしないだろうと一部のアナリストは警告している。

暗号資産取引所BTSEのジェフ・メイ最高執行責任者(COO)氏は、「利回りが低下し、ドルが下落すると、リスク資産は上昇する傾向がある。今回のニュースでも、すでにビットコインが上昇している」と述べた。

ウェーブ・デジタル・アセッツの国際ポートフォリオ運用責任者、ラジブ・ソーニー氏は、ベッセント氏が明らかにしたイールドカーブ・コントロールについて、「持続的なビットコイン上昇を促し得る要因としてわれわれが考えていたもののうち、2番目に大きな材料だった」と指摘。このリストで最大の材料は、政府が国家準備としてビットコイン購入を義務付けることだという。

ビットコインは19日の取引でも7%余り上昇していた。この上昇ではわずか1時間で10億ドル(約1590億円)相当のショートポジションが強制清算に追い込まれた。コイングラスのデータによると、過去24時間に暗号資産全体では30億ドル余りのショートポジションが清算を強いられた。

原題:Bitcoin Roars Past $70,000 as Yields Sink, Trump Sparks Optimism(抜粋)

--取材協力:Sidhartha Shukla.

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