経団連と連合のトップが会談し、春闘が事実上スタートしました。物価高を上回る賃上げとなるかが焦点です。

経団連 十倉雅和会長
「物価動向を特に重視しながら、企業の社会的責務として、賃金引き上げのモメンタムの維持強化に向けた積極的な対応を(呼びかける)」

連合 芳野友子会長
「中小企業やパート、契約社員なども含めて日本全体で継続した賃上げを実現できるように」

連合は物価高を上回るために5%程度の賃上げを要求していますが、経団連側は5%の水準には「慎重な検討が望まれる」としてます。

今年は春闘を前にサントリーホールディングスなど各社が大幅な賃上げを表明していて、化学メーカーAGCの平井社長は、今年も前年度と同じ6%程度の賃上げを実施する考えを示したほか、食品宅配大手のオイシックスも5%程度の賃上げをする方針です。

ただ、エコノミスト33人の予測では平均で2.85%にとどまり、物価高に追いつかないとの見方がでています。