(ブルームバーグ):中国のユニツリー・ロボティクス(宇樹科技)は19日、上海株式市場に上場し、株価が629%高と急騰した。約61億元(約1440億円)規模の新規株式公開(IPO)を経て、中国本土初の上場ヒト型ロボットメーカーとなった。
浙江省杭州に本社を置くユニツリーは、4040万株を1株150.8元で発行し、企業価値約610億元との評価額を得た。取引所への提出資料を基にブルームバーグが算出したところ、個人投資家向けの応募倍率は5526倍に達し、同社株への旺盛な需要を示した。
上場を前にユニツリーを対象とする暗号資産(仮想通貨)先物は急騰し、300%を超える上昇を示唆している。
「具身AI」は、世界的なAI開発競争で最も注目される分野の一つになりつつある。中国政府は、半導体やヒューマノイドロボットなど戦略技術への支援を強化。投資家の関心が基盤モデルの先にある現実世界でのAI活用へと移る中、ユニツリーのIPOはフィジカルAI企業に対する投資意欲の高まりを取り込んでいる。
需要の強さを示すように、ユニツリーの個人投資家からの応募額は、半導体メモリー大手の長鑫存儲技術(CXMT)を傘下に置く長鑫科技集団(CXMT Corp.)が先月の大型IPOで集めた7兆700億元を上回った。
応募倍率が極めて高くなった理由の一つは、規制当局が企業の新株公開時の評価額に引き続き慎重な姿勢を取り、中国国内や海外の同業他社との一定の比較を企業に求めていることだ。
個人投資家を損失から守るため、高水準のIPO価格設定を当局が抑制することもある。相場が好調な局面では、投資家が投じる用意のある金額に比べ、企業が調達できる資金が少なくなるケースがあり得る。
原題:Unitree Robotics Surges 629% After $904 Million Shanghai IPO、Unitree Robotics Set to Debut After $904 Million Shanghai IPO(抜粋)
(株価急騰を追加して更新します)
--取材協力:Chongjing Li、Winnie Hsu.
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