(ブルームバーグ):JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は先週、ヒーリー英財務相との電話会談で、銀行に不利な増税が行われれば、しばしば雇用の国外流出を招くと警告した。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)が報じた。
同紙によれば、7月に発足したバーナム英政権が、来年度の予算編成方針を示す秋季予算案(予算計画)の策定に動き出す中で、金融サービス業界も大掛かりなロビー活動を準備している。
事情に詳しい関係者の情報を同紙が引用したところでは、ダイモンCEOは、ニューヨークで金融関係の雇用が著しく減少する状況に触れ、同市の税負担も一因との認識を示した。
巨額の利益を得ている銀行業界は、10月の秋季予算案に向け、ヒーリー財務相にとって格好の標的となり得る。労組幹部らは、家計の光熱費を支援する財源確保のため、銀行への課税強化を求めている。
ダイモン氏は最近数週間、英国の銀行上乗せ課税への批判を繰り返し、増税は資本流出を招きかねないとけん制した。7月16日のウィルフレッド・フロスト氏とのマスター・インベスター・ポッドキャストでの対談でも「税制に競争力がなければ、資本は国外に逃げ出す」と述べた。

原題:Dimon Warns UK’s Healey Against Raising Taxes on Banks, FT Says(抜粋)
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