オーストラリアの富豪ジーナ・ラインハート氏(72)は4-6月(第2四半期)、イーロン・マスク氏率いるスペースXの株式800万株を取得した。ほかにも数億ドルを米国株に投じた。

14日に当局へ提出した資料によると、ラインハート氏の投資会社が保有するスペースX株の価値は6月30日時点で13億7000万ドル(約2180億円)。単一銘柄として最大の保有資産となった。

S&P500種株価指数に連動する上場投資信託(ETF)も購入し、6月末時点の保有額は約2億6000万ドル。複数の防衛・エネルギー株を買い増したほか、トランプ米大統領が創業したトランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループの株保有を倍増させた。

6月末時点で保有する米国上場銘柄は総額57億1000万ドルと、前四半期から72%増加した。

ラインハート氏は6月、スペースXが同月12日に実施した新規株式公開(IPO)に際して「大規模な投資」を行ったと明らかにしていたが、金額は示していなかった。

同氏の投資会社の広報担当者は15日の発表資料で、「スペースXへの投資は、卓越した才能を持つイーロン・マスク氏への信頼と、マスク氏の指揮下でスペースXが示してきた実行力、科学を人類の発展に役立ててきたマスク氏の実績を反映したものだ」と説明。同社は多様な企業に長期的な視点で投資しているとコメントした。

西オーストラリア州の広大な鉄鉱石鉱床の開発で富を築いたラインハート氏の純資産は、ブルームバーグ・ビリオネア指数によると324億ドル。

同氏の投資会社ハンコック・プロスペクティングは、対象となる米上場銘柄の保有総額が1億ドルを超えている限り、四半期ごとの開示が義務付けられる。6月30日時点で42銘柄を保有し、主に鉱業、エネルギー、テクノロジー、防衛関連企業、ETFで構成されている。

ラインハート氏は近年、首都ワシントンやフロリダ州にあるトランプ氏の邸宅「マールアラーゴ」で人脈を広げている。オーストラリア国内では極右政党ワン・ネーションの支援者としても存在感を強め、ポーリン・ハンソン党首にプライベートジェットを寄付した。

原題:Mining Tycoon Rinehart Reveals $1.4 Billion SpaceX Stake (1)(抜粋)

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