(ブルームバーグ):米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイは、デルタ航空とグーグル親会社アルファベットの株式を積み増した。グレッグ・アベル最高経営責任者(CEO)は、同社が抱える巨額の現金を投資に振り向け始めている。
アベル氏がウォーレン・バフェット会長からCEO職を引き継いで2回目の四半期となった4-6月(第2四半期)、バークシャーはデルタ航空株を1750万株買い増した。当局に14日提出した資料によると、6月末時点の保有額は53億7000万ドル(約8540億円)に拡大した。アルファベット株も4810万株積み増し、年央時点の保有額は378億ドル。バークシャーの保有銘柄で3番目の規模となった。
バークシャーは4-6月期に約45億ドルの自社株買いも実施したほか、その他の株式も約200億ドル買い越した。同社が先週発表した4-6月期決算で明らかになった。6月末の現金保有額は3655億ドルと、3月末に記録した過去最高の3970億ドルから減少した。
バフェット氏の下では、市場の割高なバリュエーションを背景に、数年にわたり取引が比較的低調だった。これに対しアベル氏は4-6月期、数十億ドル規模の取引を相次いで手掛けた。
バークシャーらしいバリュー投資としては、米住宅建設会社テイラー・モリソン・ホームの買収に68億ドルを投じた。一方、アルファベットには100億ドルを投じ、同社のAI関連投資を後押しした。バークシャーにとって新たな投資分野となる。テイラー・モリソンの買収は先月完了した。
4-6月期には米住宅建設レナー株も買い増し、保有額を約12億1000万ドルに引き上げた。
一方、バンク・オブ・アメリカ(BofA)株は引き続き売却し、保有比率は6.8%となっている。
ゲイツ財団はバークシャーのクラスB株を約240万株売却した。14日提出の別の資料によると、6月末の保有額は73億5000万ドルに減少した。バフェット氏は先月、ゲイツ財団共同創設者のビル・ゲイツ氏と故ジェフリー・エプスタイン氏との関係に厳しい目が向けられる中、同財団への追加寄付は予定していないとの考えを示していた。
原題:Berkshire Pads Delta, Alphabet Stakes as Abel Taps Cash Pile (1)(抜粋)
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