14日の欧州株は一時の上げを失ったものの、最高値付近で取引を終えた。欧州株に投資するファンドには、6カ月ぶりの大規模な資金流入があった。

ストックス欧州600指数は0.2%安。米国で発表された7月の米小売売上高が約1年ぶりの大幅な落ち込みを示すと、同指数はそれまでの上昇分を消した。業種別ではメディア株が上昇を主導、保険やエネルギー株も買いを集めた。一方、ヘルスケア関連銘柄やパーソナルケア関連株は下落した。

インフレ鈍化を示す新たな兆候を受け、来月の米利上げをめぐる懸念は和らいだ。バンク・オブ・アメリカ(BofA)がEPFRグローバルのデータを引用したリポートによると、8月12日までの1週間で欧州株ファンドには12億ドル(約1911億円)が流入した。流入額は2月以降で最大となった。

欧州債は下落。償還期限が長めのフランス債とドイツ債の利回りは大幅に上昇し、一部は約20年ぶりの高水準に押し上げられた。

フランス30年債利回りは一時12ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して4.85%と、2008年以来の高水準。同年限のドイツ債利回りも同程度上昇して3.73%と、2011年以来の高さとなった。一方、主要なイールドカーブはここ1カ月で最もスティープ化した。

こうした相場変動には明確な材料はなく、夏場の薄商いや週末を控えた利益確定によって値動きが大きくなった可能性が高い。それでも投資家は、中東で戦争が続くなか、政府による多額の借り入れに対する懸念や、インフレ圧力など、より長期的な要因を指摘した。

8月14日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)

原題:German and French Yields Hit Multiyear Highs Amid Global Selloff

European Stocks Near Record After Largest Inflows in Six Months

(抜粋)

--取材協力:Farah Elbahrawy、Sagarika Jaisinghani、Michael Msika.

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