(ブルームバーグ):バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジストらによると、米中間選挙で共和党が躍進し、テキサス州知事選でも勝利すれば、株式相場は一段と上昇する可能性がある。
マイケル・ハートネット氏率いるチームは、11月3日の選挙でトランプ大統領の共和党が好成績を収め、テキサス州でアボット知事が再選されれば、特にAI関連株にとって大きな追い風になると指摘した。中間選挙は米国株にとって主要なリスクイベントとみられており、過去には選挙前の数カ月間に相場の変動が大きくなる傾向がある。
ハートネット氏は「トランプ氏が上院の過半数を維持し、アボット氏がテキサス州知事の座を守れば、株式、特にAI関連株は2027年にかけてバブル的な上昇を見せるだろう」と述べた。一方、民主党が上院の過半数を奪取し、アボット氏を破った場合、株式相場は10%を超える「大幅な下落」に見舞われ、ドルと債券利回りも年末にかけて低下するとの見方を示した。
BofAのストラテジストらは、アボット氏と民主党の対立候補ジーナ・ヒノホサ氏が争うテキサス州知事選を、「アフォーダビリティー(暮らし向き)か、AIデータセンターかを問う選挙」と位置付けている。同州にはすでに335カ所のデータセンターがあり、さらに247カ所の新設が提案されている。企業寄りの姿勢で知られるアボット氏がデータセンター拡張を事実上、一時停止すると発表したことについて、エネルギーコストや電力網へのリスクをめぐる「選挙への懸念」の表れだとみている。
今月はハイテク株がけん引し、S&P500種株価指数が過去最高値を更新した。投資家が7月下旬以降、半導体株やその他のAI関連株の下落局面で積極的に買いを入れたほか、第2四半期決算が高水準の市場予想をさらに上回ったことが背景にある。
ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)の集計によると、S&P500種構成企業の利益は32%増のペースとなっており、決算発表シーズン開始前に予想されていた23%増を上回る。テクノロジー株の93%が市場予想を上回った。
ハートネット氏らは、企業利益の急や10兆ドル(約1590兆円)に上る2026年の富の増加、さらに来年に見込まれる1兆ドル超のAI設備投資を挙げ、「強気派がリスク資産を一段と押し上げる環境は整っている」と指摘。「制約となるのは、債券(利回り急上昇)、有権者(社会主義勢力の台頭)、そして誰もが上昇を見込んだポジションを取っているという事実だけだ」と述べた。

原題:BofA’s Hartnett Sees a Republican Senate Win Fueling Stock Rally
(抜粋)
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