(ブルームバーグ):米アルファベット傘下のグーグルは13日、主力AIモデル「Gemini Flash」の最新版を公開した。一方、開発の遅れが続く最上位AIモデル「Gemini 3.5 Pro」をいつ投入するかは明らかにしなかった。
グーグルのブログによると、新モデル「Gemini 3.7 Flash」は、デバッグなどのコーディング作業で従来モデルを上回る性能を持つ。最初の試行で、実際の運用環境に導入できる完成度の高いコードを生成する能力も向上したという。アプリ開発に必要な指示の回数を減らせるほか、開発者にとっての使い勝手を改善し、モデルの利用コストも引き下げた。
グーグルのAIエージェント「Gemini Spark」は13日からGemini 3.7 Flashを採用する。
グーグルは、高度なAIの安全性確保に向けた方針に沿って、Gemini 3.7 Flashの安全対策も強化したと説明した。安全で有用な利用を妨げることなく、悪意あるハッキングや、化学・生物・放射性物質・核に関する危険な悪用を防ぐ機能を盛り込んだ。
Gemini Flashのラインアップを拡充しているグーグルだが、最先端AIモデルの開発では、米OpenAIやアンソロピックとの競争で苦戦している。「Gemini 3.5 Pro」の遅れを受け、投資家の間では、AIコーディングなど事業上重要な分野を中心に、グーグルの今後の開発戦略を疑問視する声が出ている。
次期旗艦モデルの投入時期も不透明なことから、競合他社をしのげるのか、巨額のAI投資を、市場をリードするツールやサービスに結びつけられるのかを巡り、懸念が一段と強まっている。
スンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)は7月の決算説明会で、モデルの投入ペースを速めることを目指していると述べた。
原題:Google Debuts New Gemini Flash While Top AI Model Still Delayed(抜粋)
--取材協力:Davey Alba.もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp
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