キオクシアホールディングスが、4-6月期のNAND型フラッシュメモリーの世界出荷量で、中国の長江存儲科技(YMTC)に抜かれ4位に後退した。市場調査会社カウンターポイントのデータで明らかになった。

AI需要の拡大によるメモリ供給不足は、低価格帯を強みとする中国製半導体メーカーにとって追い風となっている。今回のYMTCによる逆転は、メモリ市場における中国勢の存在感が急速に高まっていることを示している。

カウンターポイントによると、キオクシアHDの出荷量シェアはYMTCに僅差で抜かれ、3位から順位を下げた。首位は韓国サムスン電子が維持し、SKハイニックスが2位、マイクロン・テクノロジーが5位だった。

カウンターポイントは、キオクシアHDのシェア後退の一因が製品戦略にあると分析する。同社が米国のデータセンター向け高性能メモリの生産に注力していることや、サーバー価格の上昇が影響したと指摘した。

YMTCの存在感が高まる一方、業界の売上高は慢性的なメモリ供給不足を背景に前年同期比で大幅に増加している。これによって低価格帯の製品には需要拡大の余地が広がっている。

カウンターポイントによると、YMTCの製品は電子機器向けなどの用途が中心で、データセンター向けなど高価格帯の比率が低いことから、出荷金額ではキオクシアHDに及ばない。

もっと読むにはこちら bloomberg.com/jp

©2026 Bloomberg L.P.