シタデル・セキュリティーズによると、大規模なポジション解消を経て、システマティック投資家が再び株式を積極的に買う態勢を整えている。

同社の株式デリバティブ戦略責任者、スコット・ルブナー氏は「レバレッジの調整はおおむね一巡し、ボラティリティーが低下する中、システマティック戦略がエクスポージャーを積み増す余地が生まれている」と指摘。「相場上昇の広がりが改善し、相関は過去最低に近い。投資家は上昇余地を確保するためにコストを払う姿勢を強めている」と述べた。

シタデル・セキュリティーズのデータによると、レバレッジ型上場投資信託(ETF)の運用資産は7月に1540億ドル(約24兆5300億円)と、6月末の2180億ドルから減少した。こうした大幅な縮小を経て、8月は買い手が市場に戻る環境が整いつつある。減少が最も大きかったのは半導体関連で、レバレッジ型ETFの運用資産は現在約310億ドルとなっている。

同社は、相場反発の可能性が高まりつつあるとみている。ルブナー氏は顧客向けリポートで「次に大きな機械的な資金フローが生じるとすれば、レバレッジ解消ではなく、再びレバレッジを高める動きになる可能性がある」と記した。

ルブナー氏によると、個人投資家も市場に戻りつつあり、先週はシタデル・セキュリティーズの取引プラットフォームで買い越した。ただ、下落リスクに備えるヘッジ需要も依然として強い。家計からパッシブ型上場投資信託(ETF)に1日当たり75億ドルの資金が流入している。さらに、決算発表シーズンが終われば、企業の自社株買いも再開される見通しだ。

企業が現在、実施を承認している自社株買いは総額1兆ドルを超える。ルブナー氏によると「この時期としては過去最大の規模だ」と述べた。

総じて、シタデル・セキュリティーズは株式への買い需要が強まり、投資家が再びレバレッジを高める動きが広がるとみている。

同様の動きはウォール街の他社でも確認されている。ゴールドマン・サックスのプライムデスクによると、ヘッジファンドは2020年11月以来最大の買いを入れており、その大部分はショートカバーによるものだ。

モルガン・スタンレーのプライム・ブローカレッジ部門はリポートで、ファンドが7月末の記録的なポジション解消を経て、先週は世界の株式を買い越したと指摘した。

原題:Citadel Securities Says Ready for Levered Stock Bets Reload (1)(抜粋)

(8段落目以降にゴールドマンの情報などを追加して更新します)

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