7日午前の米株式市場は反発。米雇用市場の急減速を受けて、米連邦準備理事会(FRB)による利上げ観測が後退した。

S&P500種株価指数は続落に歯止めがかかり、週間ベースでは4月以来の大幅上昇となる見通しだ。米国債は全年限で上昇した(利回りは低下)。

ドルは下落。円は対ドルで一時1.1%上昇し、1ドル=156円68銭を付けた。その後は、上げ幅を縮小し、157円台後半で取引されている。市場では、介入の可能性を示すような値動きへの警戒が続いている。

ステート・ストリートのストラテジスト、リー・フェリッジ氏は、雇用統計発表後の円急伸について、当局による介入が「あったとは思わない」と述べた。「ただ市場は介入を予想していると思う。前回の介入はドルが下落圧力を受けていた時に行われたからだ。流れに乗る方が常に楽だ」と語った。

7月の米雇用統計で、米国の非農業部門雇用者数(事業所調査、季節調整済み)は、前月比2万3000人減少した。エコノミスト予想の中央値は8万人増だった。6月は2万人増と、速報値5万7000人増から下方修正された。

eToro(イートロ)のブレット・ケンウェル氏は、今回の雇用統計について、利上げの必要性をいくらか後退させる程度には弱かったものの、労働市場が崩れつつあることを示すほどではなかったとの見方を示した。

ケンウェル氏は「インフレはなお懸念材料だが、きょうのデータは政策当局者に拙速な対応を避ける材料を与え、投資家にはリスク選好を強める余地を与えたのかもしれない」と述べた。

原油先物はほぼ横ばい。ホルムズ海峡を巡る交渉の行方を見極める中、方向感を欠く展開となっている。

ニューヨーク時間7日午前10時23分現在

原題:Stocks and Bonds Rise as Jobs Ease Fed-Hike Worry: Markets Wrap(抜粋)

Yen Jumps After US Data as Traders Watch for Intervention Clues

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