米リッチモンド連銀のバーキン総裁は7日、米労働市場は「低調なまま均衡」しているようだと指摘。人員採用が少ない状況が過去1年間にわたって続いているとの認識を示した。

この日発表された7月の米雇用統計では、雇用者数が予想外に減少し、6月と5月分はいずれも下方修正された。今年初めに異例の強さを示していた労働市場が、想定よりも軟化していることが示唆された。

Photographer: Christopher Goodney/Bloomberg

バーキン氏は全米企業エコノミスト協会(NABE)主催のウェビナーで「今回の内容は、私がこれまで見てきた労働市場の状況と非常に整合的だ。緩んでいるわけでも、逼迫(ひっぱく)しているわけでもない。いわば低調なまま均衡しているような状態だ」と述べた。

また、現時点で賃金インフレは見られず、労働市場が物価上昇圧力を強めているとは考えていないと付け加えた。

バーキン氏は先週、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)に対し、金利がインフレを押し下げるのに十分な高水準にあるかどうかについて「判断が難しいところだ」と述べていた。

来年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つバーキン氏はこの日、インフレとの闘いをセーリング(帆走)に例え、物価上昇圧力が強まれば利上げが必要になる可能性を示唆した。

「追い風を受けているときは航行がずっと楽だ。向かい風なら、帆を少し締めなければならない。われわれは今、そうした環境にあるのかもしれない」と述べた。

原題:Fed’s Barkin Says Labor in ‘Weak Balance,’ Not Fueling Prices(抜粋)

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