NHKはさきほど、番組出演者から職員が性被害を受けたと明らかにし、職員の職場復帰にあたって不適切な対応を続けていたとして謝罪しました。

NHK 山名啓雄メディア総局長
「まず何よりも業務に関連して、職員が性被害を受けたこと自体が痛恨の出来事であります。さらに、その後の協会の対応によってこの職員に対し、さらなる負担を与え、復職まで時間を要するなど、キャリアに大きな影響を与えたことを重く受け止めている」

NHKの発表によりますと、職員Aさんは番組の出演者などとの懇親会の後、出演者から性被害にあったということです。

その後、体調不良となり休職したAさんは、被害から1年数か月後に職場に被害を打ち明けたうえで、別の部署で復職できるよう強く求めました。

Aさんの主治医やNHKの産業医も別の職場への異動を提案しましたが、NHKは「所属している職場に復職するのが原則」としてこれを認めず、結局、異動できたのは被害から3年あまり後でした。

Aさんは「性被害の影響によるPTSD=心的外傷後ストレス障害」と診断されているということです。

外部の専門家でつくる調査検討委員会は、NHKの組織的な対応や再発防止策などの検討が欠如していたなどと指摘していて、NHKの井上会長は「当時の対応の不適切さを心よりお詫び申し上げる」などとコメントしています。