トランプ米大統領は「イランへの大規模攻撃」計画を中止した後、自身が改めて呼び掛けた対話はイランにとって「最後のチャンス」になると述べた。

イランは米国と交渉している事実はないとした一方、ホルムズ海峡の船舶通航を増やすため、オマーンとの協議は進展していると表明した。

こうした相反するシグナルにもかかわらず、外交が再開される可能性が示唆されたことで、3日の市場で原油価格は下落し、北海ブレント原油先物は約4.6%安の1バレル84ドル弱となった。

トランプ氏は3日、ホワイトハウスの大統領執務室で記者団に「斬首する前に最後の機会をすべて与えたい」と自身の考えを表現。「きょうか明日には分かる。つまり、どちらに転ぶにせよ、すぐに決着するだろう。それほど複雑な話ではない」と話した。

トランプ氏がどの交渉を指していたのか、また誰が交渉に関与していたのかは明らかではない。同氏はこれまでも、軍事的な緊張激化の脅しを撤回する際に外交努力に言及してきたが、その後交渉が決裂するケースが繰り返されてきた。

トランプ氏はホルムズ海峡の自由通航を認めるようイランに求めてきたが、イランはそれを認める姿勢を全く示していない。イランは海峡全体を開放する是非ではなく、新たな航路についてオマーンと協議していると説明した。

イラン外務省のバガエイ報道官は、オマーンとの協議は船舶の安全を確保するための「一時的な」航路に関するもので、「現在、米国とは交渉していない」と述べた。

大統領専用機内で記者団に話すトランプ米大統領(8月2日)

原題:Trump Says Talks Are Iran’s ‘Last Chance’ After Strikes Scrubbed(抜粋)

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