31日の取引終了後に決算を発表したキオクシアホールディングスの株価は、利益の実績や計画が市場予想に届かなかったことが嫌気されて下げそうだ。

第1四半期(4-6月)の営業利益は1兆2700億円と、市場予想の1兆3700億円を下回り、第2四半期の営業利益計画も1兆8900億円と、市場予想の1兆9500億円に届かなかった。同時に、8000億円を上限とする自社株買いや1株を3株にする株式分割も発表した。

松井証券の窪田朋一郎チーフマーケットアナリストは、営業利益の未達で週明けの株価は弱くなる可能性があると話した。自社株買いの規模は日本企業として極めて大きいが、「利益末達をカバーできるかは分からない」と言う。

決算発表後、同社株はジャパンネクスト証券が運営する私設取引システム(PTS)で一時4万500円と、東証終値比で13%下落した。その後の夜間取引では4万5000円台で推移している。

ペラム・スミザーズ・アソシエイツのペラム・スミザーズ氏は、韓国のSKハイニックスのように、数字自体が非常に良好でも、市場予想を下回れば投資家にとっては売る口実になってしまうと指摘。株式分割については、今の株価水準から考えると1株を10株でも良かったと話した。

一方、しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹シニアファンドマネジャーは、週明けは下落して始まりそうだが、バリュエーションはかなり下がっており押し目買いが入るだろうと述べた。同社株の12カ月先株価収益率(PER)は4.3倍と、TOPIX500の構成銘柄では2番目に低い。

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