(ブルームバーグ):9月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数の伸びは市場予想を下回った。失業率は前月に比べて上昇した。コスト上昇が続く中、雇用主が採用に慎重になっていることが示唆された。
雇用統計に関する市場関係者のコメントは以下の通り。
◎プリンシパル・アセット・マネジメントのシーマ・シャー氏:
雇用統計が予想を下回ったことで、米連邦準備制度理事会(FRB)による10月の利上げの可能性は大きく後退するはずだ。これにより米国債利回りの上昇圧力は幾分か和らぎ、FRBが利上げを急ぐ必要性も低下するだろう。
◎フランクリン・テンプルトン・インスティテュートのジェフ・シュルツ氏:
きょうの弱い雇用統計は、労働市場が過熱しているのではなく、落ち着いた状態にあることを示している。FRBが10月会合で政策金利を据え置く根拠を強める内容だ。
◎ジャナス・ヘンダーソン・インベスターズのブラッドフォード・スミス氏:
10月に利上げを見送る可能性はもともと高かったが、今回の統計でさらにその見方が強まった。それでも雇用は完全雇用の水準を維持しており、FRBはインフレ抑制にひたすら集中している。
◎ミューチュアル・オブ・アメリカ・キャピタル・マネジメントのジェリー・テンペルマン氏:
今後公表の雇用統計でも弱い数字が続けば、FRBは金融引き締め姿勢を見直す可能性がある。特に、労働市場の減速が当局者の想定より速いベースで進んでいる兆候が示された場合だ。
市場は今回の数字が一時的な足踏みに過ぎないのか、それとも労働市場のより本格的な悪化の始まりなのかを慎重に見極めることになる。
◎ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントのリンゼー・ロスナー:
本日の弱い指標は、労働市場が再び引き締まりつつあるとの見方に否定的な材料だ。
FRBが12月に追加で1回利上げするとの見方を引き続き基本シナリオとしている。市場からの圧力が続き、エネルギー価格が一段と上昇すれば、FRBは今月の利上げを余儀なくされる可能性がある。
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