(ブルームバーグ):ニューヨーク時間2日午前の外国為替市場では、ドルが主要通貨に対してほぼ全面安の展開。9月の米雇用者数の伸びが市場予想を下回り、米連邦準備制度理事会(FRB)による年内の追加利上げ観測が後退した。
ブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時0.4%下落した。
円は統計の発表後、ドルに対して上げ幅を拡大。一時は0.7%高の1ドル=156円95銭まで買われた。その後は上げを縮め、157円台半ばまで押し戻されている。

雇用統計では、非農業部門雇用者数が2万9000人増と、市場予想の9万人増を下回った。失業率は4.1%から4.2%に上昇した。
金利スワップ市場が織り込む10月会合での利上げ確率は17%と、雇用統計発表前の29%から低下した。年内1回の利上げも、もはや完全には織り込まれていない。
マネックスの為替トレーダー、アンドリュー・ハズレット氏は「非農業部門雇用者数は予想を大きく下回り、ドルはやや売り圧力にさらされている」と述べた。
ドルは前日、中東情勢悪化への懸念を背景とする原油高や、フランスの財政・政治リスクへの懸念の高まりを受け、安全資産としての需要を集め上昇していた。
ウェルズ・ファーゴのストラテジスト、エリック・ネルソン氏は「強弱入り交じる内容だ。FRBの利上げ観測を十分に抑える一方で、米経済の成長期待を損なうほど悪くもない」と指摘。「ドル売りの反応はいずれ弱まり、市場の関心は再び欧州のリスクプレミアムに戻るだろう」と述べた。
原題:Dollar Falls as Traders Pare Fed-Hike Bets After Soft Jobs Data(抜粋)
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