(ブルームバーグ):2日午前の米国株式市場で、エヌビディア株が5月以来初めて最高値を更新した。2カ月にわたる下落で時価総額が1兆ドル余り吹き飛んでいたが、AIを巡る楽観的な見方から、投資マネーが再び回帰している。
エヌビディア株は一時、3.0%高の237.88ドルまで買われた。7月下旬につけた安値からは、約25%値上がりしている。
AIを巡る市場の心理はここ数カ月、巨額投資を回収できるのかとの懸念や、人類にもたらし得る安全上のリスクから大きく揺れ動いてきた。
足元でエヌビディア株が回復している背景には、メタ・プラットフォームズの「Muse(ミューズ)」のようなAIエージェントが、半導体需要をさらに押し上げるとの期待がある。エヌビディアが9月28日に、自社株買い枠を1500億ドル引き上げると発表したことも追い風だ。

エヌビディアは9月28日、AIエージェントの暴走を防ぐための新たな二重構造のセキュリティーシステムを発表した。OpenAIのAIモデルが最近、オープンソースAIプラットフォームのハギングフェイスに不正侵入した問題も、このシステムで防げたと主張している。
エヌビディア株は年初来で約27%上昇しており、4年連続で2桁の上昇率となる見通しだ。時価総額は約5兆7000億ドルに達し、史上初の6兆ドル企業まで、あと約3000億ドルに迫っている。
原題:Nvidia Hits First Record Since May as Value Nears $6 Trillion(抜粋)
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