(ブルームバーグ):米マイクロソフトの株価が、30日の米株市場で2008年10月以来約18年ぶりの大幅高を記録した。ゴールドマン・サックス・グループのアナリスト、ガブリエラ・ボルヘス氏は、AI投資を収入に結び付ける手だてが、より明確に示されたと評価した。
ボルヘス氏は30日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、「マイクロソフトが収益面でさまざまな手段を駆使できる能力の手掛かりは、これまで明らかでなかった。しかしそれが今は増えた」と語った。
マイクロソフトのクラウド部門「Azure(アジュール)」の4-6月(第4四半期)売上高は、前年同期比43%増加し、四半期ベースで2022年初め以来の高い伸びを記録した。これを受け、30日の株価は15.5%高の451.1ドルで終了した。
同社のAIおよびコンピューティングサービスが顧客に浸透し、設備投資の伸びが和らぐ状況が決算報告からうかがえる。ボルヘス氏は同社株の投資判断「買い」を維持し、1年先の目標株価を約5%引き上げ640ドルとした。
マイクロソフトの対話型AIツールについて、同氏は「『Copilot(コパイロット)』が期待されたほど良い製品でないとの見方が、過去6-12カ月の弱気の根拠の一つだった」と述べ、今は製品の質が向上し、ユーザー数の増加が「好循環」を生んでいると指摘した。
ボルヘス氏は、グーグルの親会社アルファベットがAIの法人利用分野で支配的な地位を占める現状で、マイクロソフトを「発見価値」のある投資対象と位置付けた。同社は29日、「365 Copilot 」の有料契約数が3000万件を突破したと発表した。わずか3カ月前の約2000万件から増加した。同社の主力AIアシスタントを企業が引き続き採用する状況が裏付けられた。
原題:Goldman Says Microsoft Shows Wall Street How AI Bet Pays Off (1)(抜粋)
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