政府・日銀が円買いドル売りの為替介入に踏み切ったことが分かりました。政府関係者はJNNの取材に、「今回は事前予告しない作戦だ」と話しています。

日銀の金融政策決定会合の1日目の夜という、まさにサプライズでの為替介入となりました。

外国為替市場で円相場はきのう夜、1ドル=162円台後半で推移していましたが、午後10時半すぎから円が一気に買われ、5円近く円高に振れました。

157円台をつけるのは今年5月以来で、関係者によりますと、政府・日銀が円買いドル売りの為替介入に踏み切ったということです。

政府関係者はJNNの取材に対し、「今回は事前予告しない作戦だ」と明かしているほか、財務省の幹部も「根拠のない円安で投機的だ」とし、一気にトレンドが反転して円高が進む効果的な介入のタイミングを図っていたとみられます。

政府・日銀は4月末から5月にかけて、11.7兆円規模の為替介入を実施したものの、2か月足らずで元の円安水準まで戻っています。

成長投資や食料品の消費税減税など財政悪化が強く懸念される政策が並ぶなか、為替介入だけで根本的な円安を食い止められるかは未知数です。