(ブルームバーグ):フランスの銀行ソシエテ・ジェネラルは30日、15億ユーロ(約2800億円)の自社株買いを実施すると発表した。4-6月(第2四半期)決算で利益が市場予想を上回ったことを受け、通期の収益性目標も引き上げた。
同行は今年の有形自己資本利益率(ROTE)の目標を従来の10%超から約11%へ上方修正し、従来計画を上回るコスト削減を進める方針も示した。4-6月純利益は前年同期比23%増の17億9000万ユーロと、市場予想の15億9000万ユーロを上回った。
スラヴォミール・クルパ最高経営責任者(CEO)は発表資料で、「収益の拡大とコストの大幅な減少の双方により、業務効率は改善した。この勢いが収益性の大幅な改善につながっている」と説明した。
9月に経営戦略の更新を公表する予定のクルパ氏は、就任初期に資本基盤の強化や事業売却を進めた後、収入拡大と株主還元の強化に取り組んできた。
コスト削減に加え、規制対象の預金口座の金利引き下げが国内リテール事業の回復を後押ししている一方、トレーディングの業績にはなおばらつきがみられる。
フランス国内リテール事業を含む部門の収入は約13%増加し、トレーディング部門のまちまちな業績を補った。トレーディング部門では株式業務がウォール街の主要銀行に後れを取り、債券などの収入も市場予想より大きく減少した。
4-6月の株式トレーディング収入は5.5%増え、市場予想をやや上回ったものの、競合行には大きく及ばなかった。仏BNPパリバは先週、42%増加したと発表し、英バークレイズも45%増だった。ウォール街の大手銀行はさらに大幅な伸びを記録している。
債券収入は11%減少。欧州市場と金利関連へのエクスポージャーが高い事業構成にとって「不利な市場環境」を反映したためとしている。ドイツ銀行は29日、16%増えたと報告した。
ソシエテ・ジェネラルは、自社株買いを8月前半から開始すると明らかにした。今年2回目の自社株買いで、2月には14億6000万ユーロ規模のプログラムを発表していた。同行は1株0.75ユーロの中間現金配当も発表した。
原題:SocGen Starts €1.5 Billion Buyback After Profit Beats Estimates(抜粋)
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