野村ホールディングス(HD)の株価が大幅反落した。前日発表した2026年4ー6月期(第1四半期)決算は好調だったが、材料出尽くし感から金融セクター株全般が売られる動きにつられた。

野村HD株は一時前日比7.2%安の1459円まで下落した。3月9日(8.1%安)以来の日中下落率となった。

松井証券の窪田朋一郎チーフマーケットアナリストは、野村HDの株価について、新たに就任したウォーシュ議長の下で米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを見送ったことを受けて、「同議長が思ったほどアグレッシブではないと評価され、金融セクター全体が売られたことが株安につながっている」と分析した。

野村HDが29日発表した第1四半期の連結純利益は前年同期比39%増の1456億円で、過去2番目の高水準だった。ブルームバーグが集計したアナリスト3人の予想平均1115億円を31%上回った。

窪田氏は野村HDの決算について、「株式市況の追い風で投資家の期待値が高く、4-6月期の決算は好調だったが、これで材料が出尽くした感がある」と述べた。

UBS証券の丹羽孝一アナリストらは29日付のリポートで、純利益は同証予想を大幅に上回り、ポジティブと評価した。具体的には、1)良好な市場環境を追い風にグローバル・マーケッツ収益が高水準となった、2)ストック型ビジネスの積み上げにより安定収益が拡大した、3)年率換算の株主資本利益率(ROE)が15.4%に上昇した、との点を挙げた。

(最終段落に市場関係者の見方を加えて記事を更新します)

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