(ブルームバーグ):オランダの半導体メーカー、NXPセミコンダクターズは28日、7ー9月(第3四半期)の売上高が前年同期比約18%増の約37億5000万ドル(約6100億円)になるとの見通しを明らかにした。ただ、投資家の期待に応えるには不十分で、半導体セクターへの懸念が一段と深まっていることが改めて浮き彫りになった。
ブルームバーグが集計したデータによると、市場予想の平均は37億1000万ドルだった。
ラファエル・ソトマヨール最高経営責任者(CEO)は、自動車やAIを含む全ての事業分野で成長していると強調した。しかし、投資家は決算発表を懐疑的に受け止め、米国市場の時間外取引で株価は一時6%安の243ドルまで下落した。
中国勢の競争力が高まっていることを背景に、今週の半導体株は全面安となっている。
NXP株は今年に入って28日取引終了時点で19%上昇しているものの、多くの同業他社を下回った。この期間に、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は56%上昇している。
売上高の大半を自動車業界向け顧客から得ているNXPは、長期にわたる低迷からの回復に取り組んできた。ソトマヨールCEOは4月、業界は回復しつつあり、その勢いは2026年の残りの期間を通じて加速するとの見通しを示していた。
4-6月(第2四半期)の売上高は19%増の35億ドルとなり、市場予想の34億6000万ドルを上回った。一部項目を除く1株利益は3.61ドルに上昇。市場予想平均は3.54ドルだった。
競合のテキサス・インスツルメンツ(TI)も、自動車分野の伸びを示したが、決算への市場の反応は鈍かった。一方、フランス・イタリア系のSTマイクロエレクトロニクスは、自動車向け需要が市場予想を上回ったとし、同分野の売上高は今年最大14%増えるとの見通しを示した。
モルガン・スタンレーのアナリスト、ニコール・コジュホフ氏は決算発表前のリポートで、中国の電気自動車(EV)メーカーからの需要拡大がNXPの追い風になる可能性があると指摘した。NXPは、ソフトウエア・デファインド・ビークル(SDV)向け製品を手掛けており、自動車用プロセッサー、イメージング・レーダー用半導体、自動車内の電子システム同士が高速で通信するための車載高速イーサネットなどを製造している。
原題:NXP’s Upbeat Revenue Forecast Fails to Impress Investors (1)(抜粋)
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