(ブルームバーグ):電気自動車(EV)メーカーの米テスラが2日発表した第3四半期の販売台数は市場予想を上回った。EV市場が厳しい局面にある中、同社の中核事業の安定が示唆された。
発表した資料によると、同四半期の世界販売台数は48万6532台。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想の平均は46万3761台だった。
今回の結果は、自動車販売の減少や株価低迷が続いていたテスラにとって追い風となる。重要市場である中国での競争激化や米国での需要低迷が同社を圧迫してきた。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、AIや自動運転車、ヒューマノイドロボットといった未来志向の事業を軸に、テスラの事業転換を進めている。
販売台数は、前年同期の49万7099台から減少した。昨年の第3四半期は、米国の購入奨励措置が廃止される前の駆け込み需要が追い風となり、過去最高を記録していた。それでもウォール街では、2年連続で年間販売台数が減少したテスラが、今年は小幅な増加に転じると予想されている。
テスラは今年、工場運営の拡充とロボタクシー事業の立ち上げに向け、250億ドル(約3兆9300億円)を超える大規模な投資を計画している。同社は今週提出した資料で、成長を支えるため300億ドルの新規融資と与信枠を確保したと明らかにした。
テスラは最近、高価格帯の「モデルS」と「モデルX」の販売を終了し、製品ラインアップを絞り込んだ。現在販売している一般消費者向けモデルは、人気の「モデルY」と「モデル3」、評価が分かれる「サイバートラック」の3車種となっている。
原題:Tesla’s EV Sales Top Estimates With Car Business Stabilizing (1)
(抜粋)
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