米ボーイングは、4-6月(第2四半期)に予想を上回るフリーキャッシュフローを創出した。長く危機的状況にあえいでいた同社だが、堅調な航空機需要が続き、業績回復の取り組みが前進した。

ボーイングが発表した第2四半期のフリーキャッシュフローは6億3100万ドル(約1030億円)のプラスで、アナリスト予想の3億3100万ドルのマイナスを優に上回った。航空機の引き渡し機数が増加したことが寄与した。

同社は通期のフリーキャッシュフローについて、10億-30億ドルのプラスを引き続き目標にしていると表明した。

28日の米株式市場でボーイング株価は一時5.6%高と上昇している。

一方、納入スケジュールが大幅に遅れ、予算も超過している新型の米大統領専用機「エアフォースワン」に絡み、2億8000万ドルの追加費用を計上。製造支援のためエンジニアや品質管理担当者を増やした上、認証関連の投資を行ったことで費用が膨らんだと、同社は説明した。

新型の大統領専用機は747型機を基に、高度な機能を備えた「空飛ぶ要塞」となることが期待されている。だが、ボーイングはこの完成に苦戦し、これまでに30億ドルを超える追加費用を計上した。こうした状況はトランプ大統領の怒りを買い、同氏が2期目の任期を終える2029年初めまでに間に合うのか疑問も浮上している。

トランプ氏はカタールから寄贈され、改修を施した747-8型機を専用機として使用し始めている。

ボーイングのケリー・オルトバーグ最高経営責任者(CEO)は28日、CNBCのインタビューで、中国による200機の購入について「今後数カ月以内」に正式契約が交わされるとの見通しを示した。米メディアのポリティコは最近、この取引が暗礁に乗り上げている可能性を報じていた。

オルトバーグCEOは「自分が把握している限りでは、間もなく何らかの契約が成立すると言える」と語った。

4-6月は新たな費用の発生で、調整後1株当たり損益は76セントの赤字だった。ブルームバーグが調査したアナリストの予想は、28セントの赤字。売上高は8%増の246億ドルだった。

原題:Boeing Beats on Cash Flow, Books New Charge on Air Force One (2)

--取材協力:Siddharth Philip.

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