「声の権利」を守るための新たな指針案が示されました。生成AIによる「声の無断使用」に、「エヴァンゲリオン」シリーズや「呪術廻戦」で人気キャラクターの声を務めてきた声優の緒方恵美さんは、いま危機感を募らせています。

“エヴァ”声優の声 AIで無断生成 緒方恵美さんの憤り

「はい!はい!」「今までで、一番の笑顔!」

教え子たちに檄を飛ばすのは、声優の緒方恵美さん。

「エヴァンゲリオン」シリーズの碇シンジや、大人気アニメ「呪術廻戦」の乙骨憂太など、30年以上のキャリアの中で数々の人気キャラクターを演じてきましたが、ここ数年、危機感を募らせているのが「声の無断使用」

声優らの無断で学習した生成AIによって動画が作られ、それがSNS上で公開されているのです。

声優・緒方恵美さん
「多いのはキャラクターの声ですよね。キャラクターは自分の一部を注いで作り、大切にみんなと一緒に作ってきたものなので。憤りを感じる部分はもちろんあります」

あるサイトでは、アニメキャラクターそっくりの声を生成できるAIモデルが提供されています。

緒方さんが演じたキャラクターのAIモデルも。文字を打ち込むだけで、好きな言葉で喋らせることができます。

緒方さんの声を無断学習したAIボイス
「これはAIで作られた音声です」

さらにサイトには、勝手に作ったAIの音声を商業利用することも可能と書かれています。

声優らで作る団体は、「自分たちの声を無断利用している」として、サイト側に「AIモデル」を削除するよう求めています