(ブルームバーグ):トランプ米大統領は、先日夕食をともにした米AI企業アンソロピックのダリオ・アモデイ最高経営責任者(CEO)に好感を持ったと語った。国防総省がサプライチェーン上のリスクに指定した同社との関係改善の可能性を示した。
トランプ氏は、1日に掲載された米誌タイムのインタビューで「彼と彼の妻をとても気に入った」と発言。「非常に頭のいい人物だ。私が抱いていた印象とは少し違ったかもしれない。本当に少し違った」と述べた。
両氏は先月27日に夕食をともにした。アモデイ氏とトランプ氏が非公開で会談するのは今回が初めて。アンソロピックは国防総省と契約を巡って激しく対立し、商務省も同社の画期的なAIモデルに一時的な輸出規制を課すなど、政府と同社の間では緊張関係が続いていた。
両氏は先月29日、米大手テクノロジー企業やAI企業の幹部らが集まり、AIを巡る懸念の高まりについて話し合う会合にも出席した。アモデイ氏らはこれまで、AIが人類の存続を脅かす恐れがあると警告し、開発のペースを落とすか、より強力な安全策を設けるよう求めてきた。
しかしトランプ氏は、新たな規制に反対する姿勢を示している。代わりに、テクノロジー業界の幹部らと、企業側が外部監査機関による安全性の検証など自主的な措置を講じることで合意した。トランプ氏は、安全策によってAI開発が遅れ、AIを巡る競争で中国が有利になりかねないと主張している。
「規制を求めたりしたら、事業を潰されかねない」とトランプ氏は、アモデイ氏との会談を振り返って語った。「しかし私の考えでは、われわれは世界に大差をつけて勝っている。このまま勝ち続けたい」
トランプ氏は、高度なAIモデルを開発する企業などに、米政府が何らかの出資持ち分を保有することにも関心を示した。
原題:Trump Says He Liked Anthropic’s Amodei in Sign of Detente(抜粋)
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