(ブルームバーグ):シンガポール通貨庁(MAS、中央銀行)は27日、追加の金融引き締めを実施した。中東で緊張が再燃し、エネルギー価格の高止まりが見込まれる中、今後予想されるインフレ圧力に備える狙いだ。
政策金利ではなく為替レートを主要な金融政策手段としているMASは、政策バンドの上昇ペースを「ごくわずかに」引き上げたと発表した。一方で、政策バンドの幅と中心水準は据え置いた。
ブルームバーグの調査では、18人のアナリストのうち4人が政策バンドの傾きを引き上げると予想し、1人は中心水準の見直しを予想していた。残る13人は政策据え置きを見込んでいた。
MASは声明で、「外部からの物価上昇圧力は今後も続き、より幅広く国内の消費者物価に波及すると見込まれる」と指摘した。
政策当局は、米国とイランの対立がもたらす影響を見極めてきた。原油価格の上昇によるインフレ加速や世界経済の減速リスクに加え、AIブームが輸出を押し上げている効果も考慮した。
原題:Singapore Tightens Monetary Policy Further on Price Pressures(抜粋)
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