(ブルームバーグ):金融市場は年内の米利上げを織り込んでいるが、エコノミストの間では、連邦準備制度理事会(FRB)の次の一手は利下げとの見方が引き続き優勢だ。
ブルームバーグが実施した調査によれば、エコノミストらはFRBが2027年7-9月(第3四半期)に政策金利を25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き下げるとみている。
先月実施した調査時に比べて1四半期、後ずれはしたが、利上げが視野に入りつつあるかもしれないとの見方を示すFRB当局者や市場参加者とは対照的だ。
FRB当局者の間では、根強いインフレを抑えるため、2026年に利上げが必要になる可能性を指摘する声が増えている。また、金融市場は早ければ9月の利上げを織り込み始めた。
イラン戦争は再び激化し、北海ブレント原油が2カ月ぶりに1バレル=100ドル近辺を回復した。先月の米消費者物価指数(CPI)低下で家計が得たわずかな負担軽減効果も、長続きしない可能性が高い。
インターナショナル・スクール・オブ・マネジメント(ベルリン)で金融学の講師を務めるデニス・シェン氏は「米経済は高金利の長期化という局面から、高い不確実性の長期化という局面に移りつつある。FRBと市場にとっては、後者の方がより厳しい逆風となる可能性がある」と指摘した。
調査はエコノミスト80人を対象に、7月17日-22日に実施された。
原題:Economists Stick to Fed Rate Cut Call as Markets Price In Hikes(抜粋)
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