(ブルームバーグ):韓国経済は4-6月(第2四半期)に市場予想を上回る成長を記録した。AI関連需要を背景とする半導体ブームがけん引し、追加利上げを後押しする材料となっている。
韓国銀行(中央銀行)は23日、4-6月の国内総生産(GDP)が前期比0.6%増だったと発表した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想中央値の0.4%増を上回った。1-3月(第1四半期)は1.8%増だった。
1-3月が2021年後半以来の高い伸びとなったため、4-6月はその勢いから鈍化したものの、今回の結果は市場予想を上回る経済指標が続いている流れを裏付けた。韓国政府、韓国銀行、国際通貨基金(IMF)は相次いで韓国の成長見通しを引き上げている。
こうした結果は、韓国銀行が今後数カ月以内に追加利上げを検討する根拠を強める可能性がある。韓国銀行は先週、2023年以来初の利上げを決定した。最近のエコノミスト調査では、大半が10月までに追加利上げを予想し、一部は8月27日の金融政策決定会合で決定される可能性があるとみている。
信栄証券の債券ストラテジスト、チョ・ヨング氏は電話取材に対し、「今回の上振れは連続利上げの可能性を高める公算が大きい」と述べた。
エコノミストは、4-6月の成長率は年初より鈍化すると予想していた。2月下旬に始まったイランでの戦争が経済全体に波及したためだ。韓国は世界有数のエネルギー輸入依存国であり、原油価格や輸入コストの上昇の影響を受けやすい。こうしたマイナス要因が半導体ブームによる恩恵の一部を相殺した。
韓国銀行によると、4-6月の輸出は半導体出荷の増加を背景に1.4%増加した。一方、輸入は自動車、機械、設備の増加を受けて0.8%増えた。
当局は、AI主導の半導体需要が企業収益、設備投資、賃金、税収の拡大を通じて経済全体へ波及し、外部環境の逆風を和らげていると説明している。
こうした動きは家計支出も支えた。個人消費は前期比0.4%増となり、前四半期の0.6%増に続いて伸びた。政府支出は2.2%増加した。設備投資は前四半期の6.6%増に続き0.2%増となった一方、建設投資は前四半期の1.4%増から0.2%減となった。
原題:South Korea’s Economy Beats Estimates as Chip Boom Continues (1)(抜粋)
--取材協力:Molly Smith.
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