中国海軍のミサイル駆逐艦が19日に沖ノ鳥島南西の日本の排他的経済水域(EEZ)で機関銃の射撃訓練を実施した。日本政府は危険な行動として外交ルートを通じて申し入れを行い、活発化する中国の動きに神経をとがらせている。

木原稔官房長官は21日午前の記者会見で、同訓練について「周辺の船舶の航行に危険を及ぼし得る」と語った。ロシアの艦船と共同航行中の出来事で、両国の動向について引き続き懸念を持って注視し、「警戒監視に万全を期す」とした。中国側からは直前に周辺の船舶に対し、期間と場所について無線で連絡があったという。

防衛省統合幕僚監部の発表によると、中国のミサイル駆逐艦2隻と補給艦、ロシアのフリゲート艦の計4隻が19日午前2時ごろ、沖ノ鳥島の南西約330キロの海域を北東に航行したことを確認。その後、中国船が同島の南西約180キロで射撃を行った。4隻は16日には沖縄本島と宮古島の間を南進し、太平洋に入ったことが確認されていた。

中国は6日には原子力潜水艦から太平洋に向け弾道ミサイルを発射し、日本とニュージーランド、オーストラリアは一斉に批判した。昨年は空母2隻が初めて同時期に太平洋で活動したことも分かっており、海洋での軍事活動を活発化させている。

木原氏は会見で、中ロが6月に爆撃機の共同飛行を実施したほか、今月上旬には海軍が共同演習を実施したと指摘。今回の共同航行について「両軍の軍事面での連携強化に向けた動きの一環」との見方を示した。

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