(ブルームバーグ):液化石油ガス(LPG)を積んだ米国の制裁対象タンカー2隻がオマーン湾およびアラビア海でUターンやジグザグ航行を行っている。イランのエネルギー輸出品を積んだ船舶は、米国による封鎖に直面している。
米国が14日にイラン海運への新たな措置を開始して以来、米軍は商船3隻の進路を変更させ、確認のため1隻に対して乗船検査を行い、指示に従わなかったタンカー1隻を無力化した。米中央軍が16日、ソーシャルメディアで明らかにした。
船舶追跡データによると、LPG運搬船「Glendale」は16日遅く、オマーン湾を一定の速度でアラビア海へ向けて航行していたが、突然Uターンし、17日にはオマーン沖で停止した。「Danuta I」は目的地をスリランカとしていたが、16日にアラビア海へ入った直後から異例のジグザグ航行を始めた。現在はスリランカとは異なる方向へ低速で航行している。
米国の制裁対象となっている3隻目のLPGタンカー、超大型ガス運搬船「Celeste」は、アラビア海へ航行しており、目的地を中国としていることが確認された。
非営利団体「ユナイテッド・アゲインスト・ニュークリア・イラン(UANI)」の統計によると、過去7日間の衛星画像で、ペルシャ湾およびオマーン湾に空船を含むイラン関連の石油・LPG・石油化学製品タンカーが約91隻確認された。エネルギーおよび海運市場は、こうした船舶の動向を注視し、米軍が封鎖をどの程度厳格に実施しているかを見極めようとしている。
原題:Iran-Linked Tankers U-Turn, Zig-Zag as US Enforces Blockade (1)
(抜粋)
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