ホンダは米国で電気自動車(EV)の販売を終了する。市場でのEV需要が伸び悩む中、大手自動車メーカーによる事業縮小の動きが広がっている。

ホンダは16日、米国の販売店に対し、EV「ホンダ・プロローグ」の生産を年内に終了すると通知した。このEVは米ゼネラル・モーターズ(GM)と共同開発し、メキシコで生産している。需要の低迷を踏まえ、2026年モデルをもって販売も終了し、米国ではハイブリッド車と内燃機関(ICE)車に注力する方針だ。

ホンダの米国販売部門トップ、ランス・ウルファー氏はインタビューで、「プロローグは確かな成果を上げてきた。しかし現在、市場で重要なのはICE車とハイブリッド車のバランスだ」と述べた。

ホンダの今年上半期の世界販売は2.4%増加した。主力の小型スポーツ多目的車(SUV)「CR-V」のハイブリッドモデルなどが好調だったことが寄与した。6月にはハイブリッド車が販売全体の約3分の1を占めた一方、プロローグの販売台数は40%減少した。

ホンダは2030年3月までに主に北米市場向けとして15車種の新たなハイブリッド車を投入する計画だが、具体的な車種は明らかにしていない。最初のモデルは2027年に投入される予定だ。

ホンダは米国以外の世界市場ではEV販売を継続する。ウルファー氏は、将来的に米国市場で再びEVを投入する可能性があるとの認識を示し、「将来、参入したいと考える機会はあると思うが、それがいつになるかは言えない」と指摘。当面は、認定中古車プログラムを通じて中古のプロローグの販売を継続するとした。

原題:Honda to Halt Sales of Last Electric Vehicles in Its US Lineup(抜粋)

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