(ブルームバーグ):米国の住宅ローン金利が約1年ぶりの高水準となった。中東情勢の緊迫化を受けてインフレ懸念が再燃している。
フレディマック(米連邦住宅貸付抵当公社)が16日発表した30年固定金利型住宅ローンの平均金利は6.55%となり、前週の6.49%から上昇。昨年8月下旬以来の高さとなった。
住宅ローン金利の上昇は2週連続。約1カ月前に米国とイランの間で成立した和平合意が揺らぎ、米国債利回りが上昇した流れを反映した。
イラン戦争は住宅市場にも重荷となっている。2月下旬に戦争が始まって以降、住宅ローン金利は0.5ポイント超上昇した。オンライン住宅仲介会社レッドフィンによると、6月は住宅の売り手が買い手を約50万人上回り、売り物件の販売期間も長期化している。一方で、比較的裕福な層の購入に支えられ、住宅価格の中央値は6月に過去最高を更新した。
レッドフィンの経済調査責任者チェン・ジャオ氏は「100万ドル以上の住宅を購入する高所得層は一定数いる」とする一方、「住宅ローン金利が6.5%前後にとどまることで毎月の返済負担が重くなり、初めて住宅を購入する人や、住み替えを目指す一般的な買い手の多くは、住宅価格が高く手が届かなくなっている」と指摘した。
全米不動産業者協会(NAR)の16日の発表によると、6月の中古住宅売買契約件数は前月比5.4%減少。米国の主要4地域すべてで減少した。
原題:Mortgage Rates in US Rise to 6.55%, Highest Since August 2025(抜粋)
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