(ブルームバーグ):サイゼリヤ株がストップ高となる前日終値比17%(1000円)高の6780円で引けた。価格改定の意向が明らかになり、収益性の改善に期待が高まった。
SMBC日興証券の皆川良造アナリストはリポートで、15日に発表された第3四半期決算にサプライズはなかった一方、松谷秀治社長が9月以降に価格改定を視野に入れていると発言したことを前向きに評価した。全国統一価格から立地別価格への移行も視野に入れるなど、2025年の価格改定検討の際とはニュアンスに変化が見られたとした。

サイゼリヤは4月、食材価格の上昇を理由に今期(26年8月期)の利益予想を下方修正し、株価が軟調に推移していた。値上げが実施されれば、価格転嫁が進み利益率の改善が見込める。
第3四半期の営業利益は前年同期比5.7%増の46億7000万円と、市場予想の47億7000円をやや下回った。日本事業は円安による食材価格やエネルギー価格の上昇の影響を受けている一方、メニュー施策やデジタルトランスフォーメーション(DX)の活用で既存店の客数と客単価は増加傾向にあるとした。
SMBC日興の皆川氏は、値上げを実施した場合、少なくとも原価率の悪化で減益が続く状態にはならないとみている。10%程度の値上げは十分な理解を得られるとの見方を示した。
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