韓国の半導体メモリー大手SKハイニックスの米国預託証券(ADR)は、米国上場からわずか3営業日で韓国上場株に対するプレミアムが50%超に急拡大した。

SKハイニックスADRは14日に一時27%上昇。前日の9.3%安を完全に取り戻した。前日は韓国株が急落した流れが米国市場にも波及していた。ソウル上場の普通株に対するプレミアムは51%まで拡大し、先週の265億ドル(約4兆3000億円)規模の売り出しで設定された約3%のプレミアムを大幅に上回った。

米証券取引委員会(SEC)への届け出によると、SKハイニックスADRの1単位は普通株0.1株に相当する。普通株をADRに転換することに制限があるため、ADRはソウル上場株の換算価格を上回って取引されると見込まれていた。

14日の急伸は、SKハイニックスADRを対象とするオプション取引が米国のオプション取引所で始まったことも背景にある。世界最大のデリバティブ市場で、値動きの大きい韓国のメモリー半導体メーカーに投資しやすくなった。

ADR上場直後は、AI関連銘柄全般の高いバリュエーションへの懸念や半導体投資がピークに達しつつあるとの見方から、値動きの荒い展開となった。

SKハイニックスのADR上場は、外国企業による米市場での資金調達需要を測る重要な指標として注目されている。ナスダックのネルソン・グリッグス社長は、同社の成功を受けて、新規株式公開(IPO)や同様のADR発行先として米国市場を検討する外国企業が増えているとの見方を示した。

原題:SK Hynix ADR Premium Balloons to 51% Over Korean Shares (1)(抜粋)

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