(ブルームバーグ):米銀シティグループが14日に発表した4-6月期(第2四半期)決算は、主要事業が軒並み市場予想を上回った。一方、株式トレーディング収入は過去最高を更新したものの、伸び率では他の米大手銀行に見劣りした。
4-6月の株式トレーディング収入は前年同期比45%増の23億ドル(約3700億円)と、アナリスト予想を上回った。ただ、同日に決算を発表した他の米大手銀行はいずれも、これを上回る伸び率を記録した。シティは、大手競合に比べ規模が小さい株式業務の強化に向け、ヘッジファンド顧客の獲得を進めている。
ゴンサロ・ルケッティ最高財務責任者(CFO)は電話会見で「株式業務への投資は後れを取っていた」と説明。「事業規模の拡大には、まだ取り組むべき課題がある。成果が表れるまでには少し時間がかかる」と述べた。
4-6月の同行全体の1株利益は3.15ドルで、アナリスト20人の予想をすべて上回った。投資銀行部門の収入は2021年以来の高水準となった。当時は、新型コロナ禍と歴史的な低金利を追い風に、業界全体で合併・買収(M&A)などの案件が急増していた。
今回の決算は、ジェーン・フレーザー最高経営責任者(CEO)が5月に新たな利益目標を示して以降、初めてとなった。
同行はこの日、AIを含むテクノロジー投資を下期に拡大する方針も明らかにした。こうした投資の拡大は人員削減につながる可能性がある。
ルケッティCFOはアナリスト向け説明会で、一連の施策は業務の効率化につながるとの見方を示した。その上で、同行は今年これまでに退職関連費用として8億ドルを計上しており、下期にも追加費用が発生する見通しだと説明した。
こうした説明を受け、シティ株は一時5%を超える下げとなった。
原題:Citi Shares Drop as CEO Warns It May Speed Up Job Cuts (1)、Citi’s Stock Traders Lag Behind Rivals as CFO Asks for Patience
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