(ブルームバーグ):米政策金利が7月に引き上げられる確率はほぼ五分五分だと、トレーダーらはみている。原油価格の上昇再開と、連邦準備制度理事会(FRB)当局者からインフレ抑制を意識したタカ派的な発言が相次いだことが、その背景にある。
米国のイラン攻撃再開を受けた短期金利市場では、7月の0.25ポイント利上げを見込む取引が活発となった。市場が織り込む利上げ確率は40%未満から50%に上昇した。ウォラーFRB理事は基調的なインフレが引き続き広範囲な物価圧力を示唆すれば、利上げが必要になる可能性が生じると述べた。
政策金利見通しに最も敏感に反応する2年債利回りは、一時約7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して4.27%に達し、2025年2月以来の高水準となった。5年債利回りも同様に、一時4.37%に上昇。指標10年債利回りは約4.62%に上昇し、5月以来の高水準に達した。
TDセキュリティーズの米金利ストラテジスト、モリー・ブルックス氏は「ウォラー理事の発言を受けて、市場では近い将来の利上げ期待が高まった」と指摘。「従って14日のCPIはさらに重要性が高くなり、相場の変動も大きくなる。予想より強い数字が出れば、弱気の利回りフラットニングがさらに進行するリスクがある」と述べた。
原題:Traders See 50% Chance That Warsh Fed Hikes Rates This Month(抜粋)
--取材協力:Matthew Burgess、Naomi Tajitsu、George Nixon、Anna Edwards、近藤雅岐.
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