米航空大手のデルタ航空は通期の利益見通しを据え置き、プレミアム、法人、国際線の旺盛な需要が、四半期ベースで過去最高となった燃料費の負担を吸収したと明らかにした。

アトランタに本社を置くデルタは10日、4-6月(第2四半期)の調整後1株当たり利益を1.56ドルと発表した。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均の1.51ドルを上回った。売上高は前年同期比14%増加したが、供給座席数は1%の増加にとどまった。

10日のニューヨーク株式市場で、デルタは一時4%余り下落した。前日終値は年初来で28%上昇。プレミアム席の需要を重視する戦略が、価格に敏感な一般旅行客の需要変化による影響を和らげるとの期待が背景にあった。

一方でデルタは高価格帯商品の見直しも進めている。同社はプレミアム座席を対象に、より低価格の「ベーシック」運賃を導入した。ラウンジ利用や、柔軟な予約変更、事前座席指定などの特典は省かれる。

動画:デルタ航空の決算を伝えるブルームバーグテレビジョン

米大手航空会社で四半期決算を最初に発表したデルタは、イラン戦争開始後の業界動向を占うヒントとなる。戦闘でジェット燃料価格が急騰し、航空各社は夏の旅行シーズンを前に減便や運賃引き上げを進めた。

サンフランシスコ国際空港のデルタ航空チェックインキオスク(7月2日)

デルタによると、第2四半期の調整後燃料費は前年同期比77%増の44億ドル(約7100億円)だった。

原題:Delta Beats Estimates as Travel Demand Withstands Fuel Costs (3)(抜粋)

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