三井住友フィナンシャルグループ(FG)は、インド戦略の見直しを進めている。事情に詳しい関係者が明らかにした。世界のバンキング市場でも特に成長が速いインドで、存在感の強化を目指す。

同社はインド国内で展開する複数事業の合理化を検討しているほか、今後は主にイエス銀行を通じてインド事業を行う可能性がある。非公開の協議内容だとして、匿名を条件に関係者が語った。インドの規制ガイドライン変更を踏まえ、アドバイザー候補企業と複数のシナリオを協議しているという。

一部関係者によると、三井住友FGは将来的にイエス銀行への出資比率を引き上げる可能性もある。現在の持ち株比率は約25%で、筆頭株主となっている。インドの市場規制によれば、保有比率が26%以上となった場合、株式全体を対象とした公開買い付けの実施が義務付けられる。

関係者によると、検討は現時点では予備的な段階にあり、最終決定には至っていない。三井住友FGの広報担当者はコメントを控え、イエス銀行はコメント要請に応じなかった。

成長を支えるための資金需要が旺盛なインドには、成長機会を求める世界の企業が金融セクターに相次いで参入している。三井住友FGも近年、市場での地盤を固めるため約50億ドル(約8100億円)を投じてきた。

2021年には、個人や中小企業向けノンバンクのフラトン・インディア・クレジットの過半数株式を約20億ドルで取得し、約3年後には残る株式も取得した。同社は現在、SMFGインディア・クレジットに社名を変更している。

原題:SMFG Said to Weigh Strategy for India Assets Including Yes Bank(抜粋)

--取材協力:Siddhi Nayak、Manuel Baigorri.

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