欧州の格安航空大手ライアンエアーのボーイング737機は10日、ギリシャのテッサロニキ空港を離陸直後に客室の窓が割れ、同空港に戻り緊急着陸を余儀なくされた。エンジンから脱落した部品が窓に当たったことが原因と伝えられている。乗客1人が負傷した。

ライアンエアーは電子メールで公表した短い声明で、客室内の窓が「飛行中に外れた」と説明した。一方、複数のメディアは窓ガラスが割れた後、乗客1人が機外へ吸い出されそうになったと報じた。

AFP通信によると、別の乗客は国営放送ERTに対し、「タイヤが破裂したような音」が聞こえ、その後、客室の減圧で乗客が悲鳴を上げ始めたと語った。

同乗客は、「乗客1人は頭と肩が窓の外に吸い出されていた」と説明し、「幸い、その人はシートベルトを外していなかった」と語ったという。

航空会社の声明は、原因や乗客が負傷した経緯について説明していない。

ライアンエアーが運航するボーイング737

ソーシャルメディア「X(旧ツイッター)」のアカウント「Breaking Aviation News & Videos」は、現地メディア報道や病院関係者の話に基づき、エンジンから脱落した部品で窓が破損し、61歳のセルビア人男性が「機外へ吸い出されかけたが、妻が体をつかんで引き戻した」と伝えた。

アイルランドに本社を置くライアンエアー・ホールディングスは、欧州最大の格安航空会社で、同社ウェブサイトによると、600機超のボーイング機で運航しており、さらに300機のボーイング「737 MAX 10」を発注している。

エンジンはゼネラル・エレクトリックとサフランの合弁会社であるCFMインターナショナルが製造している。

原題:Ryanair Passenger Partly Sucked Out of Jet as Window Breaks (1)(抜粋)

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