OpenAIは8日、同社で最も高度な次期AIモデル「GPT-5.6」を9日に公開し、これまで限定していた提供先を世界へ拡大すると発表した。

米国のトランプ政権から段階的な公開を求められたことを受け、OpenAIは当初、GPT-5.6の一部バージョンを限られた提携先のみに提供していた。その後、トランプ政権が制限を解除したとアクシオスが報じた。OpenAIの広報によると、今週の公開は米政府首脳部の承認を得て実施されるという。

OpenAIと競合するアンソロピックは以前、自社の「ミュトス(Mythos)」と「フェーブル(Fable)」モデルの悪用の可能性を巡り、米政府と対立した。このモデルは米商務省により、異例の輸出規制の対象となったが、その後協議を経て規制は解除された。米政府の措置はAI業界全体に影響を及ぼし、最先端AIに対して政府が統制を及ぼす範囲についての疑問を投げかけた。

米商務省の広報担当者はコメント要請に応じなかった。

OpenAIによると、GPT-5.6シリーズは3つのモデルで構成される。最上位モデルの「ソル(Sol)」は最も高性能で、「テラ(Terra)」は日常的な業務向けに性能とコストのバランスを取り、トークン当たりの利用料金はSolの半額となる。「ルナ(Luna)」は高速かつ低コストで利用できるよう設計されている。

原題:OpenAI to Roll Out Top AI Model Globally After Limited Preview(抜粋)

--取材協力:Maggie Eastland.

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