11月の米中間選挙で、メーン州選出の連邦上院議員を目指す民主党の候補、グラハム・プラトナー氏が性的暴行疑惑に関する報道を受け、選挙戦撤退を求める党指導部や支持者からの圧力に直面している。同氏は疑惑を否定している。

政治経験のない新人で、進歩派の期待を集めていたプラトナー氏は、ニュースサイトのポリティコが6日に疑惑を報じた後、SNSに投稿した動画で、自身の選挙戦について「今後に向けた最善の道筋」を熟慮すると述べた。

しかし、プラトナー氏は民主党内の支持を急速に失った。同党は中間選挙で共和党現職のコリンズ議員(73)を破ることを、上院で多数派を奪還するための重要な目標に位置付けている。

上院民主党トップのシューマー院内総務と、党の選挙対策委員会を率いるジルブランド上院議員は共同声明で、「きょう報じられた疑惑は極めて深刻だ。暴力、虐待、性的暴行は決して容認できない」と表明した。

両氏はまたプラトナー氏に対し、州民主党が選ぶ候補者に道を譲るため「直ちに」撤退するよう求めるとともに、同氏が選挙戦を継続する場合は党として資金支援を打ち切る考えを示した。

カキ養殖業者であるプラトナー氏(41)は、ナチスと関連付けられるタトゥーや、元交際相手からの問題行動に関する非難など、一連の不祥事に見舞われてきた。同氏はポリティコの記事の内容には直接言及せず、自身に対する「深刻で重大かつ事実ではない疑惑」について述べるにとどめた。

今回の報道では、約5年前、酒に酔っていたプラトナー氏から、繰り返し拒否したにもかかわらず性交を強要されたと主張する女性への実名インタビューが伝えられた。ポリティコによると、この女性の証言については、その後女性と交際した男性や、女性と担当セラピストとの間の電子メールで裏付けを取ったとしている。

ブルームバーグは、これらの疑惑について独自に確認していない。プラトナー氏の陣営は、同氏による動画の声明を参照するよう促した。

報道から数時間のうちに、複数の民主党関係者がプラトナー氏への支持を撤回した。ガイエゴ上院議員は疑惑について「懸念される極めて深刻な内容だ」と発言。カンナ下院議員は、報道は「非常に深刻で信頼性が高い」とした上で、プラトナー氏は「選挙戦から撤退すべきだ」と求めた。プラトナー氏を支持していたウォーレン上院議員も、選挙戦からの撤退を求める声明を発表した。

州法に基づき、プラトナー氏には撤退するかどうかを判断するまで1週間の猶予がある。同氏が立候補を取り下げる場合の期限は米東部時間13日午後5時(日本時間14日午前6時)で、その場合、州民主党には2週間以内に代わりの候補を指名する期間が与えられる。

原題:Platner Urged to Drop Maine Senate Bid After Assault Allegations(抜粋)

--取材協力:Mike Dorning、Brooke Sutherland、John Harney、Erik Wasson.

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